自己世界記録を塗り替え、変換効率44.4%を達成 – シャープ
シャープ株式会社は14日、同社の開発した3つの光吸収層を積み重ねた化合物3接合型太陽電池セルで、世界最高変換効率44.4%を達成したと発表した。
この取り組みはNEDOの「革新的太陽光発電技術研究開発」プロジェクトの一環で開発された太陽電池セルでの測定結果で、この記録は今年4月24日に発表された同社の世界最高変換効率37.9%を塗り替えるものとなる。
化合物太陽電池セルは、インジウムやガリウムなど2種類以上の元素からなる化合物を材料としている。変換効率の高さが売りだがコストが多くかかるため、今まで用途は宇宙用に限られていた。同社はこの開発成果を活かし、今後は宇宙用のみならず、集合型や自動車用などの様々な用途での実用化を目指すとしている。
シャープ – ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130614-a.html