中国、太陽光発電企業が国の補助金を不正取得
中国では、太陽光発電分野の成長を支援する国の「金太陽モデルプロジェクト」をめぐって企業による補助金の不正取得が横行している。
プロジェクトの助成金は二年間で合計約1300億円で、不正取得の最高額は約9億6千万円にものぼるという。中国国家審計署の調べで判明した。
その手法は日を経るにつれ多様化しており、以下のようなものが目立つという。
・強力パートナーを探し、パートナー名義で助成金を申請する
(実際には双方ともプロジェクトに投資する意向はない)
・プロジェクトの設備容量を水増しして多く補助金を手に入れる
・取得した補助金の用途を勝手に変更する
再エネ設備を普及させるにあたって補助金や買取制度は大きな効果を発揮するが、審査の厳格化や監査の強化などを徹底する必要があると言えるだろう。
新華経済
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/351023/