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ドイツの太陽光パネルメーカーが経営破綻

 ドイツの太陽光パネルメーカー、Conergyは5日、ハンブルクの裁判所に破産申請をしたと発表した。かつては欧州の業界最大手だった同社は、何ヶ月にもわたり新たな投資資金の調達に奔走したが成果が出なかった。

 Conergy社の2012年12月期の売上高は前期から37%の落ち込みを見せており、今年3月末時点での債務超過は約125億円にも達していた。今後は破産手続きを進めつつ、投資家を募集し事業継続を目指すとしている。なお、従業員約1,100人のうち約2/3がリストラの対象となる見込みだ。

 世界的に再生可能エネルギーの気運が高まり、その中でも比較的手軽な太陽光発電はFIT(フィードイン・タリフ)の導入などの後押しもあって活況を見せている。数年前より各パネルメーカーは需要増を見込み急速に生産能力を増強しているが、同時に債務も膨らんでいるのが現状だ。昨年4月の当時業界最大手だったQセルズや、今年3月にサンテックパワーが破産したことはまだ記憶に新しいだろう。

 欧州市場の縮小や中国系企業の市場価格破壊などの影響もあり、かつての大手企業を取り巻く経営環境は非常に厳しい。

参考:NewsWeek
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2013/07/104670.php