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栃木市が11施設屋根貸し出し 「栃木メガソーラー」に

 栃木市は10日、太陽光発電を拡大するために市内の公共施設11施設の屋根を「栃木メガソーラー」に貸し出すことが決まったと発表した。

 募集していたのは13施設で、市は今後も貸し出す範囲を拡大して2次募集をする方針。

 同社に貸し出されるのは、西方総合文化体育館(同市西方町本郷)など11施設の13棟の屋根。発電容量は合計803キロワット。

 市にとっては年間約150万円の使用料に加え、固定資産税や法人税の増収が見込める。同社は昨年10月、電気事業に関わる同市内の7法人が出資して設立された。

 市環境課によると、事業者が決まらなかった2施設では、屋根が西を向いているなど発電効率が悪くなる可能性があった。同課は「ほかの公共施設も含めて2次募集に向けてもう一度精査したい」としている。

 屋根の貸し出しは、県が太陽光発電の拡大計画「とちぎサンシャインプロジェクト」を推進しているのを受けて始まった。

 鈴木俊美市長は「公共施設の発電は災害時での貢献も期待できる。新エネルギーの利用促進を進めたい」と話した。

(記事:MSN産経ニュース)