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大坪石材が太陽光事業 4月から発電開始

 砕石生産販売の大坪石材(武雄市・大坪久芳社長)が、太陽光発電事業に乗り出した。同社の多久工場敷地内に、出力約1メガワットの発電施設の建設を開始。4月から発電を始め、全量を九州電力に売電する計画という。
 建設地は、多久市東多久町にある多久工場内。製品を一時的に置く貯石場として使っているスペースの1万5千平方メートルに、発電用パネル6480枚を設置する。定格出力998キロワット、年間発電量は111万6799キロワット時で、一般家庭約300世帯に供給できる電力に相当するという。投資額は約3億円。3月下旬に完成予定。
 公共工事の減少などにより、同社の砕石出荷量は減少。新事業を模索する中で、貯石場の有効活用の点からも太陽光発電事業に乗り出した。大坪社長は「長期的に安定した収入を得られる。本業もさらに力を入れ、2本柱で進めていきたい」と話す。

(記事:佐賀新聞)