アイルランドの再エネ事業者への出資参画を決定 – 丸紅
丸紅株式会社は5日、アイルランドの再エネ事業者から1億ユーロの第三者割当増資を引受け、創業者に次ぐ25%超の第二位株主となることで基本合意したと発表した。第三者割当増資とは株式会社の資金調達方法の一つで、株主であるかどうかを問わず、特定の第三者に対して募集株式を割り当てる方法による増資のこと。
今般、第三者割当増資を実施したのは、アイルランド・ダブリンに本社を置く”Mainstream Renewable Power社。今後は株主の承認プロセスを経て、出資を実行する予定だ。
Mainstream社は、風力発電・太陽光発電事業を世界規模で展開しており、2008年に設立されて以降5年半あまりの間に世界7ヶ国で19GWにのぼる権益を開発するまでに事業基盤を拡大している。
発電事業は一般的にサイト確保・許認可取得の「開発ステージ」、総工費の資金調達後にはじまる「建設ステージ」、完工・引渡後の「操業ステージ」に大別できる。丸紅は、「開発ステージ」に強みを持つMainstream社への出資参画を通じ、開発事業への取組みを本格化しさらなる発電事業の拡大を図っていきたいとしている。