南相馬市の太陽光発電所・野菜工場、体験学習4月開講
福島県南相馬市に建設中の太陽光発電所・植物工場併設施設で4月、地元の小中学生などを対象にした体験学習プログラム「グリーンアカデミー」が始まる。震災復興関連事業の体験を通じて主体的に復興に取り組む人材を育てる。
一般社団法人の福島復興ソーラー・アグリ体験交流の会(東京・港)が運営。三菱商事復興支援財団が3000万円を出資し、運営を支援する。同施設は3月の完成予定だ。
小中学生向けに太陽光発電所の管理・点検や水耕栽培レタスの植え付け・収穫のほか、体験交流の会での就業体験などのプログラムを設けた。
福島大が2013年度に開講する復興関連の新講座の事例研究にも協力する。首都圏など県外の小中学生を対象にした体験学習ツアーも計画している。
子ども向け職業体験施設「キッザニア」を展開するKCJグループ(東京・中央)が運営に協力する。企業や個人に寄付を募り、年間約2500万円の経費を賄う。
(記事:日本経済新聞)