県産廃公社:福井・埋め立て処分場跡地、太陽光発電に貸し出し
県産業廃棄物処理公社はこのほど、福井市白方町の敷地内にある埋め立て処分場跡地約7000平方メートルを太陽光発電所の用地として貸し出すと発表した。15日から公募し、3月初旬ごろに事業者を決定する。来年3月までに発電を開始する予定。
公社によると、一般に処分場は埋め立て終了後、無害化に30〜40年かかる。その間の土地利用は難しかったが、昨年7月に始まった再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度をきっかけに、全国の処分場で相次いで太陽光発電所の設置が進んでいる。
今回の募集は、発電所を設置・運営する県内の企業が対象。一般家庭約130世帯分の電力を賄える0・5メガワット程度の出力を想定している。地代は年63万円で、撤去期間を除く貸付期間は20年。
同規模の施設を設置した場合、造成や工事費など初期投資に2億5000万円程度必要で、売り上げは年約2000万円が見込まれるという。
(記事:毎日新聞)