太陽光パネルの新たな品質評価規格を策定 – シャープ
シャープ株式会社は、電気製品の安全性に関する国際的な第三者認証機関のVDE*が定める品質評価基準を取り入れた、太陽光パネルの新たな品質評価規程を策定したと発表した。今後販売する結晶シリコン型太陽光パネルの新製品を対象に運用を開始する予定だ。
(*VDE…VDE Testing and Certification Institute)
同社では、国際的な品質評価基準であるIEC規格に同時の品質評価規格を加えて太陽光パネルの長期信頼性を検証しており、30年前にシステムを設置した奈良県の壺阪寺の事例から得られるデータを、自然環境下より厳しい高温・高湿状態で意図的に劣化を進める「加速劣化試験」に活用するとともに、「耐PID試験」や「繰り返し風圧試験」などの項目を加えて評価を行ってきた。
今回、VDEが定める「繰り返し風圧試験」や「端子強度試験」などの基準を新たに取り入れることで、IEC規格とVDE独自規格に適合する品質評価規格を策定することにより、従来個別に認証を取得していた評価機関が短縮されるという。
シャープ株式会社 – ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130925-a.html