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クラレが太陽光パネルの封止材用新規PVBフィルムを開発

 株式会社クラレは2日、独立行政法人産業技術総合研究所との共同研究により、太陽光パネルのコスト削減・軽量化に寄与する高耐久性の封止材用PVBフィルムを開発したと発表した。

 今回発表された新規PVBフィルムは、高強度かつ高耐久性を実現していることが特長だ。特に、封止材は太陽光パネルの寿命を大きく左右する部材で、太陽光パネルの品質の違いはこの部分に表れると言われている。

 特に、高温多湿の環境下で高電圧が流れる事によって回路内に電流漏れが発生し、出力が落ちるPIDという現象に対しても高い耐性を有している。産総研が行ったダンプヒートテストにおいても、この開発品を用いた太陽光パネルは1万時間出力が低下しなかったという。

株式会社クラレ – ニュースリリース
http://www.kuraray.co.jp/release/2013/131002.html