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高エネルギー密度の次世代リチウムイオン電池を開発

 日本電気株式会社、株式会社田中科学研究所および積水化学工業株式会社は1日、独立行政法人産業技術総合研究所と共同で、新規鉄マンガン系正極を使った次世代リチウムイオン電池を開発したと発表した。本取り組みは、NEDOが実施している「リチウムイオン電池応用・実用化先端技術開発事業」の支援を受けて行われたもの。

 今回開発された次世代リチウムイオン電池は、現在実用化されているマンガンスピネル系正極を使ったリチウムイオン電池の約1.7倍となるエネルギー密度、271Wh/kgを実電している。このリチウムイオン電池技術は、リチウムイオン電池の低コスト化、環境対応自動車のさらなる航続距離延伸、定置用蓄電システムの小型軽量化に貢献するものだという。

 新たに開発された次世代リチウムイオン電池技術の特長として、正極の大容量化や安定動作、高エネルギー密度を実現していることがあげられる。

 産者は、今後も本リチウムイオン電池の信頼性、安全性などの課題解決に努め、2020年頃の実用化を目指した研究開発に積極的に取り組んでいきたいとしている。

積水化学工業 – 新着情報
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1237286_2281.html