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グループの関電エネルギーソリューションが京都にメガソーラーを建設

 関西電力が100%出資するグループ会社で設備設計・建設、運転・保守やエネルギー管理サービスを手掛ける関電エネルギーソリューションは、京都府南西部の精華町にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設する。約2MW(2000kW)の出力があり、3月に着工し、今秋に運転を始める予定となる。関電グループと京都府が共同で進める。

 京都府が主催し、けいはんな学研都市と呼ばれる京都、大阪、奈良の3府県にまたがる地域でエネルギー地産地消型の次世代都市モデルの構築を目指す「けいはんなメガソーラー検討協議会」で、設置場所や規模を検討して決めた。検討協議会は民間企業と連携したメガソーラー整備を狙いに2012年2月に立ち上げ、これまでに3回開催した。

 建設するメガソーラーは、約4haの敷地に太陽光パネルを取り付ける。約2MW(2000kW)の出力で年間約250万kWhの発電電力量を見込む。これは、関電の平均的なモデルで計算すると一般家庭700世帯の年間電気使用量に相当し、CO2排出削減量は、関電の2011年度CO2排出係数の1kWhあたり0.414kgを使って算出した場合、年間約1000tとなる。

 京都府はメガソーラー完成後、設備を活用して再生可能エネルギーに関する普及啓発事業を行う。関電グループは今後も自治体をはじめ、地域と一体になって再生可能エネルギーの開発を積極的に進め、拡大を図る。関電は2011年9月に運転を始めた出力10MW(1万kW)の堺太陽光発電所(堺市西区)でも、堺市と共同事業を実施している。

(記事:日経BP)