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自律走行型太陽光パネル自動清掃装置が登場

 シンフォニアテクノロジー株式会社は26日、カメラ及び各種センサを搭載し、軌道が必要ない自律走行式の「太陽光パネル自動清掃装置」を開発したと発表した。本装置は可搬式で設置工事も不要なため、メガソーラー施設などで多くの人手を介して行われている太陽光パネルの清掃作業を大幅に削減することが可能という。

 固定価格買取制度のスタートにより、全国的にメガソーラーやミドルソーラーといった大型太陽光発電所の建設が増加している。太陽光パネルは度々「メンテナンスフリー」であると謳われるが、ほこりや水垢、油性付着物等でパネル表面が汚れることにより、出力が5%程低下する。収支予測をする際には、これらの清掃作業にかかる費用も算入される場合が多く、事業者にとっては大きな負担となっているという。

 本装置は、それらメンテナンス面の簡易化・コスト削減を実現するソリューションになると期待出来る。本装置の特長は以下の通り。

噴射ノズルから装置内タンクにある洗浄水を散水し、回転ブラシとワイパーで清掃する。
毎時100㎡まで清掃可能。
登坂能力は5度~30度、パネル間隔間50mmまでの走行も実現し、
段差も±30mmまで走行可能。
カメラ画像によってパネル表面のグリッドや電極の線を認識すると同時に、各種センサによる位置検出及び位置補正を行って走行するため、誘導線等の軌道を敷設する必要がない。
スタンドアローンタイプなので設置工事が不要。
無線機能が搭載されているため、洗浄水やバッテリー切れをPCやタブレットなどの
情報端末からリモートモニタリングが可能。
赤外線LED搭載により、発電に支障をきたさない夜間での作業が可能。
 同社は、今後開発した「太陽光パネル清掃装置」の優れた特長を積極的にアピールし、今後さらなる需要が求められる太陽光発電設備の保守メンテナンスサービス事業の拡大を目指していくという。

シンフォニアテクノロジー – ニュースリリース
http://www.sinfo-t.jp/NewsRelease/new_0168.htm