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太陽光発電:屋根レンタル、流山市が京和ガスへ 20年で651万円収入見込む 

 流山市はごみ焼却施設の同市クリーンセンターの屋根を、太陽光発電設備の設置場所として貸し出すことを決め17日、ガス供給事業者の京和(けいわ)ガス(同市江戸川台)と基本協定を締結した。同市では「こうした屋根の貸し出しは東葛地域では初。今後も同種の公共施設などで屋根の利用を進めたい」と説明している。

 屋根貸しは同センターの屋上760平方メートルが対象で、京和ガスが発電パネルを434枚設置し、年約9万6200キロワット時を発電する。これは一般世帯28世帯分の使用量に相当するという。貸出期間は発電開始から20年間で、市ではこの間、貸付料約349万円など約651万円の収入を見込んでいる。

 同市では地球温暖化対策として「ストップ温暖化!流山市役所率先実行計画」を10年3月に策定、公共施設への太陽光など再生エネルギー施設の導入を進めてきていた。今年3月までに発電施設の認定手続きを進め、6月には発電設備の設置工事に入り、完成次第、発電を開始する予定。

 同市では、同センター内のリサイクルプラザ・リサイクル館の屋上部などについても、屋根貸しを行う計画を進めるとしている。

(記事:毎日新聞)