ソーラーフロンティア、CZTS太陽電池で変換効率12.6%を達成
ソーラーフロンティア株式会社は、IBMコーポレーション、東京応化工業株式会社とのCZTS太陽電池に関する共同研究において、セル(0.42cm2)での変換効率が12.6%に達したと発表した。
CZTS太陽電池は、銅・亜鉛・錫・硫黄・セレンを主成分として作られており、レアメタルを使用しない、調達が容易で安価な原材料を用いている。CZTS太陽電池はコスト競争力に優れ、量産化にも適しているため、将来性のある技術という。今回の記録更新は、今後の更なる変換効率の向上や実用化に繋がるものと言える。
これまでの世界記録は、今回同様の共同研究チームで2012年に達成した11.1%で、わずか一年での世界記録更新となった。今回の研究成果は、論文誌Adbanced Energy Materialsに11月27日付で掲載済みだ。
ソーラーフロンティア – ニュース
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2013/C026763.html