西山坂田電気、旧高校のグラウンド跡地を活用しメガソーラーを建設
西山坂田電機株式会社は27日、昨年12月に旭川市よりグラウンド跡利用事業者に選定され、今年5月より建設工事を進めていたメガソーラー「旭川北都ソーラー発電所」が完成し、運転を開始したと発表した。
本事業では、35,140㎡のグラウンド跡地に5,320枚の太陽光パネルが敷き詰められた。本メガソーラーの設備容量は1,250メガワットで、年間想定発電量は147万kWhを見込んでいる。
このメガソーラーはいくつかの特徴を有しており、その一つがPVG Solutions製両面発電型太陽光パネルの採用だ。旭川市を含む積雪地帯においては雪が発電の妨げとなるが、このパネルを用いることで雪の反射光を取り入れ、発電効率を高めることに成功している。両面発電パネルを使用したメガソーラーとしては世界初の施設になるという。
また、稼働に合わせて、本メガソーラーの敷地内においてクラレリビング株式会社、PVG SOlutions株式会社、同社と北海道庁のタイアップ事業として、「両面受光型太陽電池による発電を直接利用した自立型融雪システムの実証実験」を行う。この実験では、太陽光発電システムで発電した電力を用いて、クラレリビングが開発した導電繊維「CNTEC」の織物によるファブリックヒーターを用いた融雪マットを組み合わせた「自立型融雪システム」の実証を行う予定だ。
同社は、本事業の開始を機に、これまで以上に地球環境に配慮した活動を推進していき、地域に愛され、共に歩む企業となれるよう尽くしていきたいとしている。
西山坂田電気株式会社
http://www.nishiyama-s-denki.co.jp/