東京エレクトロン、太陽光パネル製造装置事業から撤退
東京エレクトロン株式会社は30日、太陽光パネル製造装置(PVE)事業から撤退すると発表した。
同社は、2009年よりOerlikon Solar社のアジア・オセアニア地域の販売代理店となり、薄膜シリコン太陽光パネル用一貫製造ラインの販売・マーケティングを開始しており、2012年には同社を買収。薄膜シリコン太陽光パネル市場に本格参入したが、生産設備の供給過剰状態から事業環境の厳しい状況が続いていたという。
今般に至るまで、変換効率向上に向けた開発強化およびコストダウンに取り組んできたが収益状況の改善は依然として厳しく、今後も投資回収が見込めないことから、太陽光パネル製造装置の製造開発、販売活動を停止し、納入済み装置に対するサポート継続のみを行う体制に縮小することを決定した。事業停止日は今年3月末を予定している。
平成25年3月期連結実績におけるPVE事業の売上高は全体の0.01%となる8,300万円。PVE事業に関わる従業員についてはグループ内での再配置を検討するが、スイス現地法人においては今後の事業規模の縮小に応じた、人員削減による合理化を検討する予定としている。
東京エレクトロン株式会社 – ニュース
http://www.tel.co.jp/news/2014/0130_002.htm