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山洋電気、FRT要件適応の力率変換機能を備えた10kWパワコンを開発

 山洋電気株式会社は7日、国内向け10kW太陽光発電用パワーコンディショナのラインナップを拡充し、高周波絶縁方式の「SANUPS P73J」を開発したと発表した。

 新たに開発された本製品は、同容量の高周波絶縁方式のものとしては業界トップクラスの変換効率93.5%[1]を誇るパワーコンディショナ。細かな粉塵や過酷な水の影響にどれだけ対応できるかを示した指針である保護等級はIP65で、屋外にも安心して設置できるという。

 本製品の特長として、三相の系統連系運転に必要となるFRT要件[2]に適応していること、出力力率を0.8~1.0の範囲で0.01ステップごとに設定できる力率変換機能を備えていることがあげられる。また、オプションで太陽光パネルの他入力計測機能を使用できることも大きな強みと言えるだろう。

 ラインナップには、通常の系統連系タイプに加えて自立運転機能付きタイプがあり、2014年3月1日より発売を開始する予定だ。

[1]…定格出力時,力率1.0 設定の場合
[2]…電力品質を確保するために必要となる系統擾乱時の分散電源の運転継続性能の要件

山洋電気株式会社 – Product News
http://www.sanyodenki.co.jp/news/newslist/20140207_SANUPS_P73J.html