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住友商事、世界初となる大型EVリユース蓄電システムの実証事業を開始

 住友商事株式会社は7日、電気自動車(EV)で使用した電池を再利用する世界初の大型蓄電池システムを開発、大阪市此花区夢洲の大阪市環境局北港事務所敷地内に設置を完了し、今月から実証事業(以下、本事業)を開始したと発表した。

 本事業は、環境省の平成25年度「再生可能エネルギー導入のための蓄電池制御等実証モデル事業」に選定されたもので、今後3年間はメガソーラー『大阪ひかりの森発電所』の出力変動抑制効果を測定すると同時に、将来大量に回収されるであろうEVの中古電池(EVリユース電池)を活用し、大型蓄電池システムとして安全に運用する技術を確立していくというもの。

 本事業で使用するEVリユース電池は、フォーアールエナジー株式会社(住友商事と日産自動車の合弁会社、4R)がEVから回収し、検査・整備を行ったものを用いる。また、本事業のために開発したシステムの蓄電池部分には、4Rが開発したEVリユース電池を安全かつ最大限利用する制御技術が使われているという。

 住友商事は、本事業を通じてEVリユース電池の新たな用途開発に取り組むと共に、経済性の高い蓄電池システムを活用した新たなビジネス機会を検討していくとしている。

住友商事株式会社 – ニュースリリース
http://www.sumitomocorp.co.jp/news/detail/id=27673