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三菱重工、北九州市に高性能LIB「MLiX」を搭載した電気バス2台を供給

 三菱重工業株式会社は10日、北九州市が計画する「ゼロエミッション交通システム」向けに、同社製高性能リチウムイオン二次電池「MLiX」を搭載した電気バスを2台供給したと発表した。

 北九州市では、以前より環境と産業が調和した低炭素社会づくりに取り組み、さらに本市新成長戦略の一環として、電気バスを含む次世代自動車産業の拠点形成を推進しており、「ゼロエミッション交通システム」の実現は、同市が目指す低炭素社会づくりを促進するものと言えるだろう。

 供給予定の電気バスでは、軽量・コンパクトで、高い信頼性と長寿命を実現したリチウムイオン二次電池「MLiX」と、車両本体の一部に軽量素材であるカーボファイバーが採用されている。これによって航続可能距離を飛躍的に向上させることに成功、排ガスゼロ・低騒音と快適な走行が可能となっている。

 北九州市では、3月下旬から市内運行を開始し、10月には太陽光発電システムから定置用大型蓄電池システムに蓄電し、その電力を充電するゼロエミッション化を実現する予定だ。

 同社は、今回の受注を弾みとし、空気バスの普及を通じたスマート・コミュニティづくりにさらに積極的に取り組んでいくとしている。

三菱重工業株式会社 – Press Information
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