京セラ、国内住宅向けラインナップに単結晶シリコン型を投入
京セラ株式会社は25日、同社初となる単結晶シリコン型太陽光パネルを製品化し、4月より国内住宅市場向けに本格投入すると発表した。
設置面積をある程度確保できる環境では、太陽光パネルの性能よりもコスト面での優位性が重視されるが、設置面積に限りのある住宅用分野においては、変換効率の高い製品が好まれる傾向にある。
同社は、このようなニーズに対応するべく、以前から発電効率の良い単結晶シリコン太陽電池の研究開発を進めており、今般、品質かつ長期信頼性を確保する技術を確立することができたことから、本格的に市場投入することになったという。
住宅向けラインナップに新たに追加される単結晶シリコン型パネルは、「KJ210P-3MRCE」/「KJ140P-3MRCE」の二種類。公称最大出力はそれぞれ210W(48セル)/140W(32セル)で、モジュール変換効率は15.5%/15.2%となっている。今後は、セル変換効率を現在値の19.0%(量産レベル)から、22.0%以上にまで向上させる予定だ。
なお、販売に先駆けて、この二製品は本日2月26日より東京ビッグサイトにて開催される”PV EXPO 2014″に参考出品される。
京セラ株式会社 – ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2014/0206_gods.html