九州電力、再エネ導入拡大に向けた蓄電池制御実証試験を開始
九州電力株式会社は13日、国の補助事業[1]の採択を受け、太陽光・風力の系統連系量拡大を図るため、長崎県の津島、鹿児島県の種子島・奄美大島で、蓄電池等実証試験設備の実証試験を開始したと発表した。
離島では、系統規模が九州本土よりも小さいこともあり、出力変動の大きい再生可能エネルギー設備が接続されると、出力変動の影響をより受けやすくなってしまうという。この変動を蓄電池によって抑制する最適制御手法の検討を行うことを目的に、この実証試験は行われる。
導入された蓄電システムの定格容量は、長崎県対馬の設備で1.43MWh、鹿児島県種子島の設備で1.16MWh、奄美大島の設備で0.77MWhとなっており、既に設置工事と社内検査は完了している。実証試験は、平成28年度までの3年間にわたって行われる予定だ。
[1]平成24年度再生可能エネルギー導入のための蓄電池制御等実証モデル事業(環境省)
九州電力株式会社 – プレスリリース
http://www.kyuden.co.jp/press_h140313-1.html