GSユアサのリチウムイオン電池を搭載したチンチン電車が運行を開始
株式会社GSユアサは3月20日、同社が提供したリチウムイオン電池を搭載した京都市梅小路公園のチンチン電車(市電)が、8日に運行を開始したと発表した。
リチウムイオン電池が搭載されたチンチン電車は明治後期に製造された車両で、1994年から梅小路公園内で架線給電方式を用いて運行されていたが、公園の拡張再整備にあわせて蓄電池を動力源とする車両に改造することとなったという。車両内外観は従来から変わりないが、蓄電池車両化したことによって、架線なしで緑化された軌道上を静かに走る最先端のチンチン電車として生まれ変わった。
この車両に使用されたリチウムイオン電池は産業用とで使用されるもので、総容量は33.7kWhとなっている。災害時には非常用電源としても活用することが可能だ。GSユアサグループは、今後も最新鋭のエネルギー技術で、地域社会の発展に貢献していきたいとしている。
株式会社GSユアサ – ニュースリリース
http://www.gs-yuasa.com/jp/nr_pdf/20140320_2.pdf