シャープ、平成26年3月期決算を発表 – 太陽電池の売上高は4,390億円に
シャープ株式会社は12日、平成26年3月期の決算報告書を発表した。
全体の売上高は、前期比18.1%増の2兆9,271億円、最終損益は115億円(前期は5453億円の赤字)と、3年ぶりの最終黒字となった。中小型デバイス向け液晶や電子デバイスなどの販売が好調だったことに加えて、リストラやコスト削減などの経営再建がうまく作用したという。
太陽電池部門の売上高は前期比68.9%増の4390億円で、営業利益は前期比36.8%増の324億円となった。国内市場では、メガソーラーなどの産業用の売上が好調に推移した他、海外ディベロッパー事業も大きな影響をもたらしたという。
平成27年3月期については、海外ディベロッパー事業の案件減少や国内住宅用市場の縮小、円安の進行による輸入部材の採算悪化等の影響が予測されていることから、大幅な減収・赤字計画としている。
今後は、EPC売上の拡大やIPP(特定規模電気事業)、O&Mの強化等、エネルギーシステムソリューションへの転換を早急に図り、収益回復に取り組んでいきたいとしている。
シャープ株式会社 – IR資料室
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