日本電業工作、ワイヤレスセンサー&カメラの監視パッケージを開発
日本電業工作株式会社は27日、「太陽光発電施設向けワイヤレス監視パッケージ」(以下、同パッケージ)を開発したと発表した。
同パッケージは、センサシステム「Muセンサ」と長距離無線LANシステム「Falcon WAVE」から構成された、ワイヤレス監視サービス。小規模な発電施設向けのパワコン接点やストリング電圧を携帯端末で監視するシステムと、中規模以上の発電施設向けの無線LANでIPカメラによる太陽光パネルを監視するシステムが組み込まれており、いずれも自立型で後付け出来ることが特長だ。
「Muセンサ」は、センサ筐体に据え付けられた太陽光パネルからの電力を使用して動く自立型となっており、発電電力の低下や設備に異常があった際には、携帯電話にショートメッセージを送信する仕組みとなっている。また、3つのユニット(インターフェース・コントロール・ネットワーク)をセミカスタマイズすることで、ストリングの監視だけでなく、接点信号など様々なモニタリングを行えることが大きな強みと言えるだろう。
「Falcon WAVE」も、Muセンサと同様太陽光パネルからの電力を使用して動く自立型であるため、給電ケーブルやカメラのデータケーブルといった管路工事や電源工事が必要ない。通信料無料の無線LAN回線で、監視カメラ映像をリアルタイムで無線伝送することが可能だ。
同社は今後、デモシステムを2014年5月28日(水)~5月30日(金)に東京ビックサイトにて開催される「ワイヤレスジャパン2014」で公開するとしている。
日本電業工作株式会社 – プレスリリース
http://www.den-gyo.com/news/pdf/20140527.pdf