大成建設、ゼロ・エネルギービルディングの運用を開始
大成建設株式会社は16日、従来より神神奈川県戸塚区の技術センターにおいて建設を進めていた「ゼロ・エネルギービル(ZEB)」を完成させ、運用を開始したと発表した。
日本国内で消費されるエネルギーの内、約40%がオフィスビルなどの建物で消費されている現代において、建物単体で年間の1次エネルギー収支がゼロになるZEBは大きな注目を集めている。今般完成したZEB実証棟は、同社が進める「都市型ZEB」の第1号案件となる。
ZEB実証棟では、新しいシステムの開発や従来技術の効率的な組み合わせにより、徹底的な省エネルギーを図っているという。年間のエネルギー消費量を一般的なオフィスビルと比べて75%削減することに成功しており、残りの消費する25%は太陽光発電の電力で賄うという。
同社は今後、ZEB実証棟に適用した各技術の性能検証と居住性・快適性の確認および更なる向上を図ることで、次世代オフィス建物のスタンダードとして「都市型ZEB」の普及・発展を目指していくとしている。
大成建設株式会社 – プレスリリース
http://www.taisei.co.jp/about_us/release/2014/1353301852034.html