太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。
ヒートアイランド現象(urban heat island)
都市部の気温がその周辺の郊外部よりも高くなる現象のこと。
この現象の気温分布図が、都市部を中心として島のように高温域が分布していることが由来です。
実際の例として、東京では過去100年間の間に年間平均気温が約3℃も上昇しました。
中小規模の都市が約1℃であるのに比べて大きな上昇です。
これは地球温暖化というよりも、
ヒートアイランド現象による影響が大きいとされています。
この温度上昇は、都市化に伴う環境の変化によるものが
大きく、以下のことが原因としてあげられます。
■緑地や水面の減少
水分は蒸発するときに空気の熱を奪っていきますが、
緑地や水面の減少で熱がこもったままになっています。
■アスファルトやコンクリート地面の増大
アスファルトやコンクリートは熱をためこみ、
なかなか冷めません。
■自動車や建物などから出される排熱
温度上昇だけではなく、大気汚染などの原因にも。
■高層ビルの乱立による風通しの悪化
風邪が遮られ、熱がこもったままになっています。