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ガルバリウム鋼板(がるばりうむこうはん)
アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板のこと。
通常の鋼板に比べ3~6倍の高い耐久性を誇り、建物の外壁や屋根の材料、雨樋・ベランダまわりなどの各種建築材料として用いられます。 近年、その価格の安さから普及が進んでおり、新築住宅などで多く見られます。太陽光パネルを設置するとなると、その屋根の構成によって不可能な場合があります。 屋根材→野地板→断熱材で構成されている場合、ほとんどのメーカーが施工可能としていますが、屋根材のすぐ下に断熱材がきている場合は工事は不可能です。
ガルバリウム鋼板はアメリカで開発されました。
鋼板にめっき(アルミニウム55%、亜鉛45%)を施したもので、めっきの亜鉛部分は酸化すると一気に腐食する特性があります。
その特性を生かして、腐食するときにはその溶け出した亜鉛が錆びやすい鋼板部分に流れ出し、鋼板の腐食を防ぐ仕様になっています。
この仕様は鋼板の厚さが2~3ミリの場合であり、実際に使用される鋼板は0.4ミリ程度のものが多いそうです。
鋼板が薄くなると当然耐久性も弱くなるため、錆びが発生したり、穴が開いたりというトラブルが報告されています。ガルバリウム鋼板はその性質上もらい錆びをしやすいため、 こまめな手入れが必要不可欠と言えるでしょう。もし錆びやキズがついた場合は、腐食が進む前にしっかりと補修することが重要です。
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