太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。
24時間換気システム(24じかんかんきシステム)
自然換気とは異なり、機械を使って室内の空気を自動的に換気する換気設備のこと。
単純に空気の入れ替えを行うだけではなく、室内の空気がまんべんなく入れ替わるのが特徴で、 住宅中心部や収納部などもしっかり換気できるようになっています。2006年の建築基準法の改正で設置が義務付けられており、 もともとはシックハウス症候群の対策のためのものです。住宅内のホルムアルデヒドの濃度を抑えるほか、家の中の空気を清浄に保つことにも効果があります。
設置する場合は、事前に必要となる毎月の電気代、寒い地域での冬場の結露に対する問題など、どのシステムが自分の居住地域に適しているのかを把握しておくと良いでしょう。
24時間換気システムの設置義務化には、建築技術の向上により住宅の気密性が増したことが背景にあると言われています。 昔ながらの日本家屋は通気性の高い建築材、設計のもと建築されていたため、こういったシステムを導入する必要はありませんでした。
しかし、近年は省エネ対策として、高気密高断熱の工法が主流となり、住宅の構造は大きく変化してきました。 高気密であるがゆえに、建築資材に含まれている化学物質に対する対策が必要となり、この法律は制定されました。