ECO用語集

太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。

デマンドレスポンス(デマンドレスポンス)

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消費者が利用量を変動させて、電力需給のバランスを一致させること。

一般的に、電力需要は昼間に多く、夜間は少なくなります。通常は、使用電力量の多い日中には発電所を多く稼動させるというように、 需要に併せて供給側を変動させています。そこにデマンドレスポンスが導入されると、市場メカニズム(*1)を通して需要カーブが調整されるようになります。 具体的には、ピーク価格や時間帯別料金といった形で、需要ピーク時に電力料金を高くし、消費者が料金の安い時間帯に電気を使うように促すといった方法や、 ピーク時に使用を控えた消費者に対し対価を支払うなどの方法で使用抑制を促す方法があります。

デマンドレスポンス

新幹線や飛行機、観光地のホテルなどでは、大型連休や年末年始の繁忙期に料金を高くすることで閑散期の利用を促しています。 これは価格調整によるデマンドレスポンスと同じような仕組みと言えます。

近年の日本では4都市で実証実験が行われており、今後のHEMSの普及とともに、このデマンドレスポンスの仕組みも普及していくのではないかと言われています。

市場メカニズム(*1)
需要に比べて供給の少ないものは価格が上がり生産が増え、供給の多いものは価格が下がり生産が減る、というように、需要と供給のバランスを、価格の変動を通じて自動的に調整する市場の仕組み。

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