発電量について
環境条件について
マンションでも太陽光発電システムを設置できますか?
設置自体は可能ですが、それに伴う手続きが煩雑としています。
マンション・アパートの太陽光発電システム設置件数も最近非常に増えています。
一般的に、マンション・アパートの太陽光発電システムは共用部分(廊下などの電灯)と連系させ、そこで生じた余剰電力を売電に充てるというケースが多く見られます。 この場合、共用部分の電力消費が少ない物件のほうが余剰電力を多く生み出し、より多くの売電収入を得ることが出来ます。 (※10kW未満システムで余剰電力対象の場合)設置工事については、当然騒音や埃などが発生しますので、事前に入居者に承諾を得ておく必要があります。
補助金について
クリーンな太陽光発電の普及拡大を図るために、国や県、市区町村は、太陽光発電システムを設置する方を対象とした補助金制度を設けています。 国からの補助金は、経済産業省による補助事業者「J-PEC(太陽光発電普及拡大センター)」より支給されます。 県や市区町村によっては補助金制度を設けているところもあるので、一度お住まいの自治体のウェブサイトをチェックしてみましょう。 補助金制度では、交付申請をするにあたっていくつかの条件をクリアしなければなりません。 J-PEC(国)の場合、「住宅に対象太陽光システムを設置しようとする個人、法人、または区分所有法で規定する管理者であること」 「太陽光発電システムの最大出力数が10kw未満であること」など様々な項目に渡り、細かく指定されています。それらをクリアして、初めて交付申請書を提出することが可能になります。
ベランダへの設置について
多くのマンションでは、ベランダも玄関や通路、エレベーターと同様に、共同所有の範囲となっているため、設置の際にはマンション管理組合の許可が必要になります。 仮に許可された場合でも、太陽光パネルはベランダに設置することを前提とした作りになっておらず、 スペースも限られているため設置したところでそのメリットを感じられるかというと疑問です。
最近では、ソーラーマンションと呼ばれるものが登場しています。ソーラーマンションでは、発電した電力を共用部分で使い、管理費を下げるという形態をとっています。 各世帯がマンションに取り付けることの出来る戸別太陽光発電なども登場してきており、今後マンションでの太陽光発電も徐々に浸透していくことが予測されています。