料金について
太陽光発電システムがあれば電気料金を支払う必要はなくなりますか?
なりません。
現在のところ、太陽光発電システムだけでは、家庭内で使用する全ての電力量を賄うことは出来ません。天気が良くないときや夜間には発電出来ないため、 発電量が安定していないからです。また、太陽光発電システムだけでは、発電した電気を貯めておくことができないので、 そういった場合には従来のように電力会社から電気を購入しなければなりません。
現行の制度では、発電した電力のうち、自家消費分を差し引いて余った電気を電力会社に売ることができます。 電力会社に支払う電気料金と、電気を売ることによって得た収益が同額になれば、実質的に電気代はゼロになります。 ただし、電気料金と売電収入は直接相殺されるものではありません。電気料金は今まで通り電力会社に支払い、 売電によって得た収入は契約時に指定した口座に別途振り込まれる仕組みになっています。
売電収入を増やすには、自家消費分を抑えることが重要です。これには、発電している日中は電気製品の利用を控える、 待機電力の少ない省エネ製品を使うといった手段が有効です。また、夜型の生活をしている方や、オール電化住宅を導入されている方の場合、 電力メニューを時間帯別電灯プランにすることで、上手に節約することが可能です。