料金について
余剰電力があっても売電できないケースがあると聞きました。
状況によってはそういった現象が発生します。
余剰電力があるのに、思ったように売電できていない場合がごくまれに起こるようです。
通常は供給される電気の方が、需要家側で使用される電気の電圧よりも高いので、電力は電線を伝って需要家の方に流れています。 需要家内において、太陽光発電などによる発電量が需要家内での消費電力を上回ると、電力が余り需要家側の電圧が上昇します。 それが受電電圧を上回ると、需要家側から配電線の方に電気は流れていき、やがて他の需要家の方に供給される仕組みになっています。
日本には「電気事業法」という法律があり、その中で「電圧については、100V供給の場合は101V±6Vを超えない範囲内」と定められています。
しかし電力会社は、通常日中など電力需要のピーク時に対応するため、電圧降下を考慮し107Vより高い電圧で電力供給を行っています。 電気の供給量に対して消費量が少ない場合、電力系統内の電圧はどんどんと上がってしまうという問題が発生します。 そうなると、先ほど説明したように電圧は高い方から低い方へと流れるため、自宅から送電線へと電力を送れなくなり、売電出来なくなるといった事態に陥ります。
このようなことはそう継続して起こることではなく、ほとんどの場合一時的なもののため、電線の電圧が下がれば再び売電出来るようになります。 ただし、頻繁に問題が起こるようでしたら、購入した業者に問い合わせる必要があります。