料金について
10年後の余剰電力買取制度はどうなっているのでしょうか?
まだ明確なことは発表されていません。
政府は、10年以後どうなるかについて具体的な方針を示していないので、現在のところ不明です。
ここでは、10年後の余剰電力買取事情と、太陽光発電システムの事情についてまとめてみましょう。
2009年より始まった余剰電力買取制度は、年度ごとに買取価格を定め、その買取価格を以降10年間適用するといったものです。 10年という期間は、「これくらいの期間で太陽光発電システムの設置に掛かった費用を回収できるだろう」という考えに基いて設定されています。
余剰電力買取制度は、太陽光発電システムの導入促進と、システムの市場価格を低下させる狙いがあります。 10年後には大幅に市場価格が下がっていることが予測されるため、おそらく買取価格も同様に下がることが予測されます。
買取制度や補助金制度といった太陽光発電システムの普及政策は、CO2排出量の削減や、化石燃料への依存から脱却し、国産エネルギーを増やすこと、 安定的なエネルギー源を確保することを目的としています。買取期間で定められている10年やそこらで、これらの問題が解決することはありえません。 ですので、10年後も恐らく何らかの形で買取制度は継続されることが予測できますが、買取価格は大幅に安いものとなるでしょう。