太陽光発電システムについて
太陽光発電システムの選び方
モジュール変換効率とは何ですか?
太陽光パネルが受けた太陽の光エネルギーのうち、
どれだけを電気エネルギーに変換できたかを示した値です。
たとえば変換効率が100%なら、光エネルギーのすべてを電気エネルギーに換えられることになります。2枚の太陽光パネルが同量の光を受けた場合、 変換効率の高いほうがより多くの電気を作り出せます。
製品の変換効率を求めるには、国際規格で定められた条件に基いて測定が行われます。具体的には太陽光パネルの表面温度を25度とし、1000W/m2の照度の光 (晴天の南中時、高度41.8度の太陽からの平均的な光量に相当)を当てた場合に得られる電気エネルギーの割合の最大値を計測します。 1枚のセルの変換効率を指す場合は「セル効率」、太陽光パネルの効率を指す場合は「モジュール効率」とカタログで表記される場合がありますが、基本的には同じ指標です。
変換効率の計算方法
発電量を増やしたければ、出力数の大きな太陽光パネルを選択することや、設備容量そのものを大きくする必要があります。 しかし、残念なことに日本の住宅の屋根は狭く、実際にはそこまで多くの太陽光パネルを設置できないものです。 デザインを重視する最近の一戸建てなどでは、屋根が入り組んでいたり、屋根に天窓や出窓をつけていたりと、いざ太陽光パネルを設置するとなっても難しい場合が多いです。
この問題の解決策として、出力数の大きなパネルを選ぶだけではなく、変換効率の高いパネルを選ぶなどがあげられます。 同じ面積で同じ日照条件の場合は、出力数及び変換効率の高いパネルの方がより多くの発電量を期待出来ます。 購入にあたっては、設置にかかる費用とご家庭で必要な最大出力を考慮し、専門知識を持った業者と相談したながら、太陽光パネルのメーカーや型式、パネル数を検討してください。