太陽光発電Q&A

太陽光発電システムについて

太陽光発電システムの選び方

最大出力(kW)の大きい太陽光パネルの方が良いのですか?

状況によっては、一概に良いとは言えません。

最大出力とは、端的に言えばその太陽光パネルの発電能力を示しており、JIS規格によって定められた日照条件下だとこれだけの電力を発電できるということを表す値です。 最大出力値が高いということは、それだけ多くの発電量を期待出来るということですから、高いに越したことはありません。

ただし、必ずしも出力値が大きい太陽光パネルが良いとは限らず、単純に太陽光パネルの面積が大きいから、出力も相応に高いものもあります。 パネル面積が大きくなることで、日本の家屋は屋根の面積が狭いことが多いためあまり多くの枚数を置くことが出来ないという弊害があります。

日本の屋根面積は狭い

また、同じ面積の太陽光パネルでも、メーカーによって出力値は高いものから低いものまで存在します。同面積、同種類の太陽電池モジュールで、出力値が高くなるほど価格も高くなり、 出力が低くなると価格も安くなるというのが一般的です。価格にメリットを感じるか、発電量にメリットを感じるかは人によってさまざまですので、 一概にこの方が良いとは言い切れません。ご自身の予算や、設置される屋根の状況などをよく考慮し、太陽光パネルを選択することが重要です。

最大出力とよく混同してしまいがちな言葉として、「変換効率」があります。これは、太陽光パネルが受けた太陽の光エネルギーのうち、 どれだけを電気エネルギーに変換できるかを示した値になります。変換効率もまた、最大出力とともに発電量に大きく影響してくる重要な要素となるので、チェックしてみましょう。