太陽光発電Q&A

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建材一体型太陽光パネルとは何ですか?

建材と太陽電池が一体となっているもので、
太陽電池の機能と建材の機能を兼ね備えた太陽光パネルのこと。

標準型や据え置き型の太陽光パネルは、架台というフレームの上にパネルを設置するという取り付け方法が一般的であるのに対し、建材一体型モジュールの場合は、 瓦や外壁の建材としても機能するため、建物に組み込まれることになります。屋根としても機能するように、 耐久性や防火対策がしっかり施されているため据え置き型よりも導入費用は高くなります。

建材一体型太陽光パネルの特徴

建材一体型太陽光パネルの最大の魅力は、なんといってもその見栄えの良さにあります。屋根材と一体になってっているため、遠目に見てもパネルが設置されていることはわかりません。 ただ、各メーカーともラインナップが少ないため、たくさんの中から選択したいという方は据え置き型にしましょう。

真夏などの日差しが強い時期、太陽光パネルの表面温度は軽く70~80度に達すると言われています。結晶シリコンを用いた太陽光パネルは、 高温下では電圧が降下して発電効率が下がるという特徴があります。据え置き型パネルの場合は、屋根とパネルの間にある程度の空間があるため、熱の逃げ道は確保されていますが、 建材一体型パネルの場合は、太陽光パネルそのものが屋根になるため、熱がこもりやすく発電量の低下に繋がるのではないかと懸念されます。

また、点検や万が一故障した場合の対応が、通常のパネルほど簡単ではないということにも注意しましょう。結線箇所が多く、それだけ故障の原因が増えるという指摘もあり、 修理は非常に複雑なものと言われています。