太陽光発電システムについて
耐久性について
塩害地域においても太陽光発電システムを設置出来ますか？
設置は可能ですが、保証制度などが適用されない恐れがあります。
塩害とは、塩分によって農作物や建物、設備が害を受けることを指します。
空気中の水分に、塩分が通常よりも多く含まれることによって引き起こされ、
海に近い地域では電化製品が腐食されるといった被害が見受けられます。
太陽光発電システムでも、パネル内の配線や金具、架台が錆びやすくなるため、場合によっては設置できないこともあります。 塩害に対応しているパネルや架台を使用し、パワーコンディショナを屋内に設置するなどの対策をとれば設置すること自体は可能でしょう。 ただし、直接海水を浴びてしまう重塩害地域では、メーカーが設置不可としている場合がほとんでです。
2km以上離れていても、塩害が発生することもありますし、温泉地など山間部においても塩害が発生する場所があります。 比較的海が近い場所での太陽光発電システムの設置を検討しているのであれば、塩害地域に含まれるのかどうかなども、施工業者に確認しましょう。 以前は、塩害地域向けの太陽光パネルが販売されていましたが、最近では一般地域用のパネルをそのまま使えることが増えてきているようです。
最近では、日本全国でメガソーラーが建設されていますが、その多くは臨海部に設置されています。もちろんメガソーラーにおいても、 しっかりとした塩害対策が必要となり、工夫が求められています。
