太陽光発電システムについて
太陽光発電システムのしくみと働き
停電している時でも太陽光パネルは発電しますか?
停電時でも、太陽が出ているのなら問題なく発電は可能です。
太陽光パネルが発電した電力は直流電気で、家庭内のコンセントや照明でその電力を使えるようにするには、交流電気に変換する必要があります。
パワーコンディショナがその役割を担っていますが、パワーコンディショナも電気製品であるため、停電時にはそのまま使用することが出来ません。
しかし、いくつかの手順を踏むことによって、停電時でも発電した電力を使用する事が出来ます。
パワーコンディショナには「自立運転機能」という機能が備わっており、この機能を利用することで自立運転用コンセントというものから発電した電力を供給することが出来ます。
自立運転機能を使うには、まず家庭内のブレーカーをオフにする必要があります。これは停電が解消されて通電した時に、思わぬ事故に発展する恐れがあるからです。
次に太陽光発電ブレーカーをオフにし、パワーコンディショナを屋内の分電盤から切り離した後、自立運転モードに切り替えます。
これにより自立運転用コンセントに発電した電力が供給されるようになります。
ただし、自立運転用コンセントの容量は1,500Wとなっているため、接続する機器によっては使用出来ません。液晶テレビや携帯電話の充電器などは問題なく利用できますが、 掃除機や洗濯機といった消費電力の大きいものは使用できない可能性があります。