太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。
系統連系(けいとうれんけい)
太陽光発電などの発電システムを、電力会社の電力系統に接続すること。
近年、急速に住宅用太陽光発電システムや燃料電池発電システムが普及し始めています。これらの発電システムは、 いまのところ家庭内で必要となる電力量を安定的に発電することが難しいため、電力会社の電力系統に接続する必要があります。 これを系統連係と呼びます。系統連係を行う際には、地域を管轄している電力会社に申請し、工事を行わなければなりません。
これにより、自家発電した電力でまかない切れない電力を、従来とおり電力会社から電気を買うことで補完することができ、 さらに余剰電力が発生した場合は電力会社に売ることが可能になるため、発電設備の負荷率を最大100%まで引き上げることができます。
一般的には、太陽光発電システムの設置を終えてから、連係工事の申し込みをします。ただし、最近ではシステム設置者が増えていることから、 この連係工事が行われるまでの期間にはムラがあり、地域によっては長くて一ヶ月も待たなければいけない場合もあります。 連係前の発電は、想定外のトラブルを発生させる恐れがありますのでくれぐれも連係が済むまでは発電してはいけません。
日本には10の電力系統があり、各電力会社がそれぞれを運用しています。電力系統の運用とは、発電所や送配電設備をコントロールすることを指し、 具体的には需要と供給のバランスを調整するなどの操作が自動で行われています。
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