太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。
電力系統(でんりょくけいとう)
電力系統とは、発電・変電・送配電といった電気を生み出し、各家庭や工場といった消費者まで輸送・分配するシステムのこと。
日本には10の電力系統があり、各電力会社がそれぞれを運用しています。電力系統の運用とは、発電所や送配電設備をコントロールすることを指し、 具体的には需要と供給のバランスを調整するなどの操作が自動で行われています。
この需給、系統調整の他に、悪天候時の落雷等に備えた潮流の調整、降水・渇水による水力発電所の状況、 突然発生する故障等の影響を最小化するための構成や、それに対応した早期の復旧や代替の確保など、 常に変動する状況に応じた即応性と柔軟性が求められるため、電力会社では24時間体制で複数の人間が専門で常駐し、 常に監視して対応できる体制を確保しています。
太陽光発電では、余剰電力を電力会社に売ることができます。そのためには、電力会社の系統に接続する必要があり、この作業を系統連系と呼びます。 系統連前の発電システムでは、売電は出来ません。しかし、発電して電気が余った場合、その電気は電線に流れていくため、 想定外のトラブルを発生させる恐れがありますので、くれぐれも連が済むまでは発電してはいけません。
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