ECO用語集

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公称最大出力(こうしょうさいだいしゅつりょく)

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JIS規格で規定された太陽光モジュール1枚の最大出力のこと。

最大出力数が大きければ大きいほど発電量も多くなり、発電能力が高いとされます。日照時間が同じである場合は、 最大出力数の大きい太陽光パネルのほうが多く電力を発電するということです。

公称最大出力

しかし、最大出力数はあくまで理想的な環境下で測定された結果のため、実際は太陽光パネルからパワーコンディショナに電気が届くまでに数%、 パワーコンディショナで変換する際にも数%、その他の過程でも数%ダウンします。周囲の環境や天候などにも左右されますから、 実際の発電量は公称最大出力数の何割かダウンしたものと考えておくとよいでしょう。

しばしば変換効率と混同されがちですが、最大出力数とは異なるものなので注意が必要です。
変換効率は、受けた太陽の光エネルギーのうち、 何%を電気エネルギーに変換できるかを示す値で、この数値が高ければ高いほど変換効率が良いという事になります。同じ面積のパネルなら、 変換効率が高いパネルのほうがより多くの発電量が期待できるということです。日本の住宅では屋根がせまいため、 少しの面積で多くの発電量を得るために変換効率の高いパネルが選ばれる傾向にあります。

また、最大出力電圧という似たような言葉がありますが、これは太陽光パネルを使用しているときに得られる電圧を示しています。

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