ECO用語集

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連系検査(れんけいけんさ)

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太陽光発電システムで発電した電気を安全に使用できるかどうか、また設置時の状況などを確認する検査のこと。

連系検査

近年、急速に住宅用太陽光発電システムや燃料電池発電システムの普及が拡大しています。これらの発電システムは、 いまのところ家庭内で必要となる電力量を安定的に発電することが難しいため、電力会社の送電網に接続しなければなりません。 (系統連係)この接続が問題なくできているか、売電(逆潮流)は可能かなどのチェックを連系検査で行います。 検査にはお住まいのエリアの電力会社が立会い、問題がなければその日から売電を開始することが可能です。

太陽光発電システムの設置が完了したら、一般的に販売店、もしくは施工店が電力会社に連係開始の申し込みを行います。 しかし、昨今では太陽光発電システムを設置する方が増えてきているため、この連係作業が行われまでの期間にはムラがあり、長くて一ヶ月も待ったという方もいます。

「せっかく設置したのに!」「もう待てない!」という方も多いかと思います。しかし、連係検査を済まさずに発電を開始してはいけません。 水が高いところから低いところへ向けて流れるように、電気も電圧の高い方から低い方に流れます。 太陽光発電システムでは、しっかり電気を送電するために電力会社から受け取る電圧よりも少し高めに電圧が調整されており、 余った電機は勝手に電線に流れ出てしまいます。電力会社の電気との調整をしっかりとらなければ、近隣のご家庭に発電した電気が流れていってしまい、 不慮の事故につながる可能性があります。今後長く付き合っていくことになるのですから、連係検査を終えるまでは首を長くして待ちましょう。

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