太陽光発電の関連用語だけでなく、自然エネルギーや環境、
エコについての用語も掲載していきます。
太陽電池(たいようでんち)
太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換する電力機器のこと。
シリコン、化合物、有機化合物など様々な化合物半導体などを素材にしたものが実用化されています。 電池というと、一般的に「電気を蓄える」というイメージがありますが、太陽電池では蓄電はできません。 太陽電池を複数接続して、必要な電圧と電流を得られるようにしたパネル上の製品を太陽電池モジュールと呼び、 パネルをさらに複数接続としたものを太陽電池アレイと呼びます。
シリコンを用いる太陽電池は、大きく結晶シリコンとアモルファスシリコンに分類できます。
■単結晶シリコン型
エネルギー変換効率が高く、性能や信頼性に優れています。
■多結晶シリコン型
単結晶より少し変換効率は落ちるものの、安価で比較的信頼性もあることから現在の主流です。
■アモルファスシリコン
シリコンの使用量が少ないことから、比較的低価格で製造できます。
高温化でも発電出力があまり低下しないという特徴があります。
シリコンを用いない太陽電池は、化合物系と有機物系の二つに分類できます。
■CIS薄膜型(化合物系)
銅、インジウム、ガリウム、セレンを原料とした薄膜太陽電池。
■GaAs型(化合物系)
変換効率が非常に高い反面、原料が高いことから一般には使用されません。
宇宙開発などで使用されています。
■色素増感型(有機物系)
色素のついた酸化チタンにより発電を行う太陽電池。安価に製造できます。
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